HALLUCINOGEN PAGE

-Phenethylamines-

・2C-I(2,5-Dimethoxy-4-iodo-phenethylamine)

2c-i_2d_structure

アメリカのAlexander Shulgin博士によって合成された化学物質。2000年頃から各国で流通し、所謂、合法(或いは脱法)ドラッグとして人気を博し、合ケミ全盛期の頃は私もこの物質を乱用していた。平成20年1月18日以降、法令改正により、麻薬として規制される。

効果は、幻覚、多幸感、興奮、感覚が鋭くなるなど。
副作用としては動悸、発熱、瞳散、下痢、腹痛、頭痛、錯乱、パニック、セロトニン症候群、意識混濁など。
後遺症としても抑うつ、依存、甲状腺機能亢進症、自律神経失調症、フラッシュバックなどがある。
この物質の特徴は、単純で綺麗な幾何学模様の幻視や、哲学的思考、幸せを感じると云ったパーティ向きな面もある。因みに某巨大掲示板等では西井愛等の愛称で呼ばれていた。入手困難。

・2C-E(4-ethyl-2,5-dimethoxyphenethylamine)

2c-e_2d_structure

2C-Iより人気も知名度も低かったが、個人的に贔屓にしていた物質。これを合成させたのも例の博士。平成19年4月1日以降、薬事法改正により、指定薬物とされた。

効果、副作用、後遺症は概ね2c-iと同じだが、多幸感は殆ど無い。建設物の柱が伸びたり、暗闇でラスベガスのネオン街のような光景がぐるぐる廻り出したりと、個人的にはこちらの方が幻覚作用を強く感じた。入手困難。

-Psychedelic Amphetamines-

TMA-2(2,4,5-trimethoxyamphetamine)

TMA-2_2D_Structure

こちらの合成に成功したのも恐らくShulgin博士(未確認)。これはほとんど単体で使われる事は少なく、他の物質のカクテル、或いはブースターとして使用するのが通例だった。2C-Iとこれをカクテルした事があるが、かなりのブースター効果を得られ、自我のコントロールを失う程であった。単体でしかも少量の摂取ではほとんど効果を自覚できない。これも法令改正により、平成18年10月13日以降、麻薬として規制された。

効果は幻覚、多幸感、思考の変化、感覚が鋭くなるなど。
副作用としては、動悸、発熱、瞳散、下痢、腹痛、頭痛、錯乱、異常な興奮とパニック、意識混濁など。
後遺症は未確認だが、身体依存、抑うつ、自律神経失調症、フラッシュバックなどが予想される。 入手困難。

-Tryptamines-

5-MeO-DIPT(5-methoxy-N,N-diisopropyltryptamine)

5-MeO-DIPT_2D_Structure

当時では、フォクシー、メルシー、ゴメオ等と呼ばれ、最も人気のあった物質であったが、性的興奮に使うのが主流だと云う事で、サイケを求めていた若き私は興味が無く、実経験はない。これは法令改正により、平成17年4月17日以降、麻薬として早々と規制されてしまった。

効果は幻覚、感覚が鋭くなるなど、多幸感を感じたと云う経験談はあまり聞かないが、セッティング、コンディションにより、多幸感、高揚感を得られる場合もある。
副作用としては動悸、発熱、瞳散、下痢、腹痛、頭痛、錯乱、セロトニン症候群、意識混濁など。
後遺症は、抑うつ、依存、自律神経失調症、フラッシュバックなどが予想される。入手困難。

-Naturals-

Salvia Divinorum

salvia_divinorum

中南米では古くから現在に至るまで、シャーマン(特にメキシコのマザテック・インディアン)によって宗教儀式に使われた幻覚性ハーブ。精神に作用する主成分はterpenoids(salvinorin-A)とditerpenes(salvinorin-B)であるが、その幻覚作用はマジックマッシュールームの主成分であるpsilocybinの10倍、ペヨーテやサンペドロの主成分であるmescalineの1000倍であると云われている。LSDに匹敵する程の幻覚作用を誇るが、持続時間はかなり短い。オーストラリアでは既に麻薬扱いを受けており、日本でも薬事法改正により、平成19年4月1日以降、指定薬物とされた。

摂取方法は普通、喫煙で行うが、結晶化したsalvinorinをそのまま経口摂取する事もある。
効果は強烈な幻覚、重力を受ける感覚、懐かしくなる感覚、幽体離脱など。多幸感はまるでない。
副作用は錯乱、譫妄、発汗など。
後遺症は、未確認だが、人格障害、フラッシュバックなどが予想される。
salvia divinorumの特徴は、例えばケミカルが幾何学模様や直角的に曲がるような幻覚だとすれば、その反対のペイズリー模様や曲線的に曲がるような幻覚(勿論、個人差はあるだろうが)を体験し、或いは周りの物全て関係無く、幻の世界の中に入っていく事もある。そして、思考は精神の奥深くまで潜り、時には懐かしい記憶を掘り起し、時には世界の真理を理解し、時には自分の分身と会話することもある。しかし、バッドトリップに陥ると、まるで悪夢が現実に起こっているような最悪な体験を味わう。日本に於いては入手困難。

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